ヒトカノ

人さまの旦那さんが彼氏。その道をあゆむオンナの胸のうち。

愛人にもとめられるもの

彼からちょっとお叱りを受けるできごとがあった。
それについてはこんど書くとして。

 

そこから考えさせられたのがこれ。

愛人なり不倫相手なり。

ヒトカノの女性に求められるものってなんだろう。


家庭の奥さんになくて、外の女性にあるものって何だろう。


すこし前に見つけた、婚外恋愛(W不倫)をされている男性のブログ。

そのかたが自身の彼女について

「僕の彼女はいっしょにいて心から楽しいと思える相手であり、
会うたびに体の関係がなくったっていい。何時間でも話していられる」

というようにあらわされていた。

さらにその婚外恋愛の形を「純愛」と表現されていた。


自分なりに考えてみる。

既婚者がなぜそれなりのリスクと時間・金銭を費やして外に女性をつくるのか。

なにを外の女性に求めているのか。

 

夫であり父である【家庭】という場所にはないもの。

押し付けられることのない責任感。
ひとりの男として安らげる場所。
守るようで守られたいきもち。
甘えたりふざけたり、男の子に戻れる場所。

 

その家庭にいる女性【妻】にはないもの。

「対等」な位置から向かい合う事のない存在。
あーだこーだ口うるさく言わない女性。
3歩下がったところに控え、従順な女性。
オンナであることを感じさせる女性。

 

まだまだあるだろうけど、
こんなところが思い浮かんだ。

 

つまり、

・しとやかで穏やか、上品な女性であること

・メイク・服装など常に女性としての美を保つこと

・待てること、出すぎない存在感

・何をするのもいちばんの応援者

 

・・・・昭和の淑女やないか!!!!!

 

でもまぁ女性がよくもわるくも強くなってしまった平成の世は

たしかに昭和の時代に存在した「3歩下がって男を立てる」ような女性を

どこかでもとめているのかもしれない。

30代以上はバリバリの昭和生まれだしね。

 

上の方で勝手に【妻】像について書き立ててしまったが、

もちろんわたしは彼の奥さんの名前も、姿も、性格も知らない。


もしかしたらとても穏やかで従順でやさしさのある人かもしれない。

 

だけど、彼がたまに奥さんについてぽろりと話す気配からすると
たぶん芯のつよさある、しっかりした女性だと思う。

 

家庭ではお子さんのために
「母」としてしっかりと「父」の役割を求めてくるだろう。

 

仕事のこと、お金のこと、子供に関するすべてのこと。
家庭を持ったものには避けて通れないものについて。
これまでも彼と奥さんはたくさん話し合ってきたんだろうな。

 

で、

あるていどお子さんが大きくなった頃から。
彼は外に彼女を作るスタイルを続けている。

 

私が言うのもなんだけど、これは決して褒められたことじゃない。

だけどきっと、彼も最初から愛人ありきで結婚したんじゃない。

 

女のひとは「母」になったときから
自分と、自分が母として守るべき存在の運命を背負う。
恋愛関係のようなヤワなことは言っていられない。
そりゃあ強くなるのはとても自然なことだ。

 

かなしいことに、男の人は根っこにマザコン成分を持ちながら
「母」となりつよさを増した女性に圧迫感や窮屈さを感じ、

お金と時間があるていど自由な人はしばしば外に出て行ってしまう。
(妊娠中・産後にレスになってしまうのも要因のひとつかな)

 

なんか、なんかさ。

おとこのひとって勝手だね。